FEATURES
機能性と環境への配慮を備える製品開発の取り組み
天然由来の保護機能
ヘンプ素材は自然な抗菌成分を持ち、その繊維の特性により細菌の成長を抑制します。抗菌効果は防臭効果にもつながり、長時間の着用でも臭いを抑え、快適に過ごせます。さらに、ヘンプ繊維は紫外線を遮る機能や保湿性も持ち合わせており、肌を守る効果が期待できます。
涼しさと快適さ
多孔質の繊維構造を持つヘンプは、優れた通気性と調湿機能を有し、速乾性と保湿性を兼ね備えています。通気性が高く、体温調節が容易なため、暑さによるストレスを軽減し、涼しく感じます。また、汗をかいてもすぐに乾き、肌にベタつきが残らないので、一日中快適な状態で仕事を続けられます。
軽やかで丈夫
お仕事で一日中着用するウェアは、軽量であるほど体への負担が少なく、快適に働けます。一般的なスクラブの重さはLサイズで235g程度が主流ですが、sukuiのスクラブは190gと約19%軽量化されています。この軽さにより、長時間の勤務でも体への負担を感じません。また、ヘンプは耐久性もあるため、軽量でありながら耐久性にも優れています。軽さとタフさを兼ね備えており、日々の業務に最適なウェアです。
シルクのような肌触り
従来のヘンプの紡績方法は綿紡績と呼ばれる方法で、ヘンプの繊維を細かく裁断し化学薬品を使用して綿状に加工していましたが、sukuiで使用している次世代ヘンプは、繊維の長さを生かした新しいリネン紡績を採用しています。この方法により、ヘンプ本来の柔らかさと光沢が引き出され、レーヨンやシルクのような滑らかな肌触りと着心地を実現しました。滑らかな肌触りは、長時間の着用でもストレスを軽減し、医療従事者の皆様の仕事の負担を減らし、快適に過ごすことができます。
医療ウェアの未来を纏う
sukuiのスクラブは、細部にまでこだわったデザインと高機能素材で、医療従事者の皆様に最高の着心地と信頼性を提供します。快適さと耐久性を両立し、長時間の勤務でも快適さを維持。環境にも配慮したサステナブルなウェアです。
環境に優しいヘンプ素材
ヘンプは、栽培時に1ヘクタールあたり年間9〜15トンのCO2を吸収し、農薬や化学肥料の使用を必要としないため、環境負荷が低い素材です。この特性により、水資源への負担が少なく、土壌の健全化にも寄与します。最新の研究では、ヘンプの根が土壌を改善し、次の作物の育成を助けることも確認されています。EUの欧州グリーンディール戦略では、ヘンプは気候変動対策と生物多様性の保護に貢献する重要な作物とされています。
sukuiの製品に使用されているヘンプは、その栽培過程で高い環境配慮を実現しており、1ヘクタールあたり年間13.7トンのCO2を吸収します。IQCC(※)は、スクラブで11.23kg、パンツで15.62kgと計測されており、これは製品が栽培段階でどれだけのCO2を吸収したかを示しています。なお、製造過程での工場使用エネルギーによるCO2排出量も考慮する必要がありますが、現在計測中であり、完了次第その結果を公開いたします。
※IQCC(The initial quantity of carbon capture): 各製品で使用しているヘンプの栽培時におけるCO2吸収量
資源を有効活用するガーメントダイ(製品染)
通常の衣類製造では、染色済みの生地を大量に準備し、それを使って製品を製造します。この方法では、生地を売り切るために製品を大量生産・大量消費を促すことになります。結果として、販売できない商品は流通在庫となり、売れ残りが生じて資源の無駄になります。さらに、売れゆきの乏しい商品の生地はそのまま使用されずに破棄されることもあり、環境に大きな負荷をかけます。
sukuiでは、資源の浪費を防ぐために、製品染のプロセスを採用しています。このプロセスは、染色される前の半晒の白生地から裁断・縫製した後に製品を染めます。このアプローチにより、不必要な在庫や廃棄物の発生を抑え、限りある資源を有効活用しています。
この後染めプロセスは、医療従事者が求める機能性と環境への配慮を兼ね備えた新しいスタンダードを提案します。sukuiのスクラブは、医療現場での厳しい要求に応えるだけでなく、サステナブルなファッションへの移行を促進します。私たちは、医療従事者の皆様の毎日の勤務をサポートしながら、環境への影響を考えた製品を提供することで、より良い未来への貢献を目指しています。